HPは作っただけでは終わらない
HP制作は公開して終わりではありません。
例えば企業のホームページの場合、少なくとも数年単位で運用を続けて営業活動や採用活動に生かす必要があります。
制作時より、むしろ“公開した後”の業務が利益に影響するのです。
まずはどのような業務が待ち構えているのか、「公開した後のHPに必要な業務」を理解していきましょう。
公開した後のHPに必要な業務
更新
HPを公開した後、しばらくすると制作時に掲載した情報は古くなります。
時代の流れに応じて変化する情報にあわせ、内容を更新しなければいけません。
企業のHPならば新商品の情報や社員数の変化、ノウハウ系のサイトならば最新の考え方を適用させましょう。
プロに依頼することも可能ですが、社員に有識者がいる場合は自社で更新業務を行う場合もあります。
保守・メンテナンス
HPは物体ではありませんが、メンテナンスをしなければエラーを起こしてしまいます。
公開した後は定期的に保守・メンテナンス業務を行いましょう。
具体的にはサーバー管理、プログラムの仕様管理、ブラウザのバージョン管理が挙げられます。
最新の状態を保っていないと急に表示されなくなる場合もあるため、必ず保守・メンテナンスの業務が必要です。
アナリティクス分析
「アナリティクス」とは、アルゴリズムを用いて特定のデータから規則性を見出す技術を指します。
Web業界では、HPのアクセス数から行う解析業務がアナリティクスの最たる例です。
アクセス解析を行うと、どのような行為に対してユーザーの関心が高く、どのようなタイミングでHPを離脱するのか、という点を論理的に分析できます。
HPに継続的な集客を求める場合は欠かせません。
マーケティング業務
上記のアナリティクスを含めた“ホームページの効果を高める”ための技術を「Webマーケティング」と言います。
HPのアクセス数が振るわない原因は、そもそもHPの存在が認識されていないのかもしれません。
そのような場合に市場を調査し、どのような層にどのような形でHPを届けたいのか、Webマーケティングにより再確認することでHPの集客率を高めます。
様々なマーケティングのスキル
ひとくちにWebマーケティングと言っても、この言葉には様々な技術を総称する役割があります。
リスティング広告やアフィリエイト広告、またはSNSで宣伝する活動もWebマーケティングです。
自社のHPと噛み合わせの良い方法を模索して、実践しましょう。
必要に応じてプロへの依頼を
HPは公開してからが本番です。更新業務、メンテナンスを日々行うことで質の高いHPを維持しましょう。
また、時にはWebマーケティングの技術を用いてアクセス数アップを検討しても良いです。
いずれにせよ、売上げに貢献するような継続的な努力が必要なのではないでしょうか。